こんにちは!Capex広報担当です!
今回は、プロダクトの“顔”ともいえるビジュアル全般を手がける、Capexのアートディレクターにお話を伺いました。
リアルタイム3DCGと対話AIの融合という最前線で、“感性が未来と接続する瞬間”を、デザインの力で日々かたちにしているクリエイターです。
Capexにジョインしたきっかけから、プロジェクトの裏話、そして「AI×デザイン」が切り拓くこれからの展望まで、たっぷり語っていただきました。
「最先端テクノロジーを、自分のクリエイティブでどう活かせるのか?」
そんな問いを持つデザイナーの方に、きっとヒントになるインタビューです。
気になる続きは、ぜひ最後までご覧ください!
誰も見たことのないAIとの対話が、明日のコミュニケーションを創り出す。ワクワクを信じて飛び込んだ4年前
ーーCapexとの出会いのきっかけを教えてください。
もともと「AI」という領域に強い興味があり、Capexにジョインしたのは2021年4月、ちょうど4年ほど前になります。当時、AIとの対話技術が少しずつ注目され始めていたものの、デザイナーがその中心で活躍できる場はまだ限られていました。
とはいえ、新しいテクノロジーとクリエイティブが交差する瞬間には大きな可能性を感じ、「このフィールドなら、きっと面白いことができる」という直感があったのです。
そんな折、求人プラットフォームのWantedlyで偶然Capexの情報を目にし、「AIキャラクターと会話を楽しめる」というキーワードに強く惹かれました。
当時はChatGPTのような対話型AIがまだ一般的ではなく、まさに“知る人ぞ知る”領域。未知の可能性に胸が高鳴り、まずはカジュアルにお話を伺ってみたのがきっかけでした。
ーーそこから最終的に入社を決めた要因をお聞かせください。どのような点が共感できたり、魅力に感じられたりしたのでしょうか。
当時、Capexでは「PATONA」というアプリをリリースして間もない時期でした。私も実際に触れてみたのですが、「AIキャラクターとの対話」というプロダクト体験は非常に斬新で、強いワクワク感を覚えたのです。
スタートアップらしいスピード感と最先端技術に挑戦する姿勢から、「ここでなら自分の得意分野を活かしながら、新しいチャレンジができそうだ」と感じました。
特に“AIを通じてコミュニケーションの形を変えていく”というコンセプトにとても共感しましたね。単なる業務効率化に留まらず、前例のないユーザー体験を社会に届けようとする姿勢に惹かれたのです。この会社なら、私が思い描く「未来のコミュニケーション」を具現化できると確信し、入社を決めました。
リアルタイム3DCG×AIが拓く“手触りある未来”。AIプロダクトに命を吹き込む現場の楽しさ
ーー現在の業務内容を教えてください。
私はアートディレクターとしてジョインし、社員の中では唯一のデザイナーという立場です。実際にデザインを制作する“プレイヤー”と、チーム全体のアートディレクションを担う役割を兼任しています。
具体的には、Capexから外部に発信するすべてのクリエイティブ、たとえばプロダクトUIやキャラクターデザイン、コーポレートサイト、広報関連のビジュアルなどを統括し、品質と方向性を管理するのが主な業務です。
デザインチームでまかなえない部分は、業務委託のデザイナーさんにお願いすることもあり、その際のディレクションやクオリティチェックも担当しています。
ーーアートディレクターとして、外部に発信するクリエイティブを統括されているとのことですが、制作・ディレクションの過程で特に気を配っている点は何でしょうか?
扱うプロダクトの種類やコーポレート用途によって求められるデザイン要件は千差万別ですし、企業ごとにブランドイメージもまったく異なります。そのため、いくつかのポイントを意識しています。
たとえば、プロダクトのUIであれば「ユーザーが最初に画面を見た際にどう感じるのか」「どのようなインプレッションを受けるのか」といった体験面を最も重視します。もちろん、基本的なクオリティの担保は前提条件ですね。
また、コーポレート関連のクリエイティブでは、企業固有のブランドガイドラインや既存イメージを損なわないよう配慮しながら、ユーザーや顧客の心に訴求するものを追求するようにしています。
ロゴやカラーリングなど、コーポレートを象徴する要素を押さえつつ、新たな視点を取り入れて、魅力を最大限に引き出すようにしています。
ーー業務の楽しさを感じる点はありますか?印象的だったプロジェクトなどがあれば教えてください。
一番印象に残っているのは、キャラクタープラットフォーム上でAIの3DCGキャラクターをWebブラウザでリアルタイム表示するプロジェクトです。
通常、3Dモデルはアプリ内やゲームエンジンなどで動かすイメージが強いと思うのですが、Webブラウザでスムーズに動かすとなると容量制限や表示速度など、技術的に考慮すべき要素が多くありました。
そこをチームと試行錯誤を重ねながら実装できたのはとても刺激的でしたね。「本当に新しいものを作っている」というワクワク感は、先進技術を実装ベースで追求するCapexのようなスタートアップならではの醍醐味だと思います。
ーー大変さや難しさを感じる点はありますか?
正直、大変だと感じる点は今のところ、それほどありません。ただし、いろいろなタスクが同時並行で進むため、優先度の判断や目的の明確化は常に意識が必要です。
「あれもこれも」となってしまうと、結果的にどのプロジェクトも中途半端になりかねないので、そこをうまく整理して質を高めるのがアートディレクターとしての腕の見せ所だと思います。
ーーCapexのバリューのうち、特に意識しているところはありますか。
目的と手段を明確にしながら、事実や数字に基づいて判断するという点を強く意識しています。私たちは限られたリソースの中でプロダクトをいくつも回しているので、まずは「何のために」「どんな成果を出すのか」を徹底して言語化する。それから必要な技術や人材を洗い出していく。
そうすることで、スタートアップならではのスピード感を保つことができると考えます。
ある程度方向性が固まったら、そこから先はとにかく試作・検証・改善を素早く回す。AIの領域は日進月歩で進化しているので、常に最新の情報を取り入れながら走り続ける姿勢が大切です。
フラットに、柔軟に、プロとして。バックグラウンド・国籍の違いが相乗効果を生むCapexの職場
ーーCapexのカルチャーや社風について教えてください。Capex“らしさ”は、どんなところにあるのでしょうか。
実を言うと、特定の“会社のカラー”や““統一されたらしさ”は、良い意味であまり感じません。むしろ、いろいろな専門性や個性を持つ方が集まっていて、それぞれが得意分野を伸び伸びと発揮している印象ですね。
スタートアップだと「統一されたカルチャーがある」というイメージを持たれがちですが、Capexの場合はバックグラウンドや国籍も多様。結果として“個性の集合体”になっているのが魅力です。固定観念にとらわれず、多彩なバックグラウンドを活かす風土が根付いていますね。
ーーデザインチームの雰囲気を教えてください。どのような方が多いですか?
明るくさっぱりした方が多い印象ですね。こだわりを大切にしながらもフランクに意見を交わし、納期や仕様変更にも柔軟に対応しています。スピード感重視の案件が多い中、とてもよく連携ができていて、日々助かっています。
ーー“このチームいいな”と思う瞬間はどんなときですか?
フラットに意見を言い合えるときですね。デザイナー同士はもちろん、エンジニアや営業、コーポレートの方からも「ここはこうしたほうがわかりやすいんじゃないか」というフィードバックをもらいます。フランクに意見を交わし合うことで、最終的なクオリティが大きく上がるのです。
特にアートディレクションとデザインを兼任していると、制作からマネジメントまで多角的に目を配る必要がありますが、自分の作業に集中しすぎて視野が狭くなりがちです。しかし、他職種からの視点で「なるほど、そういう見方があるのか」と気づかされる瞬間は本当に貴重ですね。
ーーCapexならではの働きやすさを感じるポイントはありますか?
まず、立地環境が素晴らしいです。オフィスが乃木坂エリアにあり、周辺に美術館やギャラリー、大型書店が点在しているので、クリエイティブな刺激を得やすいです。
休憩時間や仕事帰りにふらっと立ち寄って、新しいアイデアのヒントを見つけられるのは大きいと思います。
加えて、Capexの取引先は金融業界を始めとした大手企業が中心で、会社としての経営基盤が安定しています。「スタートアップで挑戦したいけど安定性も重視したい」という方にとっても働きやすい環境だと思います。
危うさやプレッシャーばかりの環境というより、しっかりと安心感がある上で挑戦できる贅沢さがありますね。
正解のない時代に、創造で応える。対話AI×デザインの最前線で“未来の当たり前”を一緒につくりましょう!
ーー今後取り組んでいきたいことや目標を教えてください。
AIによるビジュアルコミュニケーションは、今後さらに拡大していくと考えています。
たとえば、ライブ配信にAIキャラクターが登場するのはすでに一般的になりつつあり、今後はユーザーが自然言語処理を介してキャラクターと深く対話する世界がさらに広がっていくでしょう。
ただし、技術やインフラがまだまだ発展途上の領域でもあるので、堅実にステップを踏みながら進める必要があります。最終的には売上に直結する形でプロダクトを成功させ、「AI×デザインってこんなに面白いんだ」という感覚を社会に広めたいですね。
ーーCapexで働く1番の魅力や面白みは何でしょうか?
やはり「多様性」と「未知へのチャレンジ」を同時に味わえる点だと思います。国籍やバックグラウンドの異なるメンバーが集まっているので、会社としての柔軟性が高いです。
さらにAIという最新トレンドのど真ん中にいるので、日々変化し続けるテクノロジーを肌で感じながら仕事ができる。これは本当に刺激的ですね。
ーー今後どんな方と一緒に働きたいですか?
デザイナーなら、グラフィックだけでなくファッションや建築、映像、ゲームなど好奇心を持って様々な領域に関心を持っている方とご一緒したいです。異なるアプローチが集まれば、想像以上のアウトプットが生まれますからね。
また、幅広い技術スキルを活かし一気通貫でプロダクトを形にできるエンジニアの方ともご一緒してみたいです。
AIや3Dを含めた新しい技術をすばやく取り入れ、デザインと連携してサービスをリリースできる人が加われば、より革新的な取り組みができると思っています。
ーー最後に、入社を検討している方へのメッセージをお願いします!
AIと聞くと「高度な知識が必要なのでは?」と感じて、応募をためらう方もいらっしゃるかもしれません。
でも、実際は興味と新しいことに好奇心を持って学ぶ意欲さえあれば、十分にご活躍いただける領域です。 知識面で不安のある方も、安心してご応募いただけたら嬉しいです!
Capexは既存の枠に収まらない新しさを追求しています。AIとデザインの融合は、まだ答えの定まっていない挑戦の連続。しかし、その未知領域を「面白い!」と受け止められる人にとっては、最高の舞台が整っています。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひカジュアルにお問い合わせください。一緒に新時代のコミュニケーションを創り上げていきましょう!
Capexでは一緒に働く仲間を募集しています!
詳細はこちらのページよりご確認ください。