対話AI を活用したマーケティング・セールスオートメーションを推進する株式会社Capex(代表取締役:小亀 俊太郎、以下「当社」 )は、第一生命保険株式会社(社長:隅野 俊亮、以下「第一生命」)と、「キャラクタープラットフォーム」を活用したPoB(ビジネス実証)の第2弾を開始しました。

本PoBでは、アバターを用いてエンドユーザーにより身近で親しみやすいコミュニケーションを提供し、新たな顧客体験の創出を目指します。

 

画像(左)第一生命公式LINEアカウント上で表示されるのICHIおよびキャンペーン告知。画像(中央)「ICHI(いち)」利用時のチュートリアル画面。 画像(右)ICHIとのチャットUI画面。

【当社と第一生命とのPoBの経緯・背景】

従来、保険業界では対面営業を中心とした顧客アプローチが主流でしたが、デジタル技術の進展と消費者行動の変化により、オンラインを活用した情報提供やエンゲージメント強化の重要性が高まっています。営業人員による新規顧客開拓は時間、場所などでの制約が存在することに加え、対面でのアプローチにプレッシャーを感じるお客さまも増加しています。

こうした背景のもと、第一生命と当社は、アバターを活用した対話型コミュニケーションサービス「ICHI-to-Chat」を共同開発し、2022年より段階的にPoBを実施してきました。ICHI-to-Chatではアバターを活用することで、潜在顧客の心理的な抵抗感をなくし、雑談を通じて保険やライフプランに関する啓発(ナーチャリング)・情報提供、資料請求の案内まで行うことで、上記の課題を解決することを目指しています。

PoBでは対話システムとして生成AIを活用することで、従来のテキストベースのチャットボットを超えた自然な対話を実現。ユーザーとの会話で得た情報をもとに、会話体験を最適化し、資料請求や保険相談へのシームレスな動線を再構築しました。

【これまでの取り組みと成果】

本取り組みは、 以下のステップで進められてきました。

2022年:20代を対象としたモニター調査を実施

2023年:第一生命保険の公式LINEアカウント登録者へ利用範囲を拡大

2024年:保険資料請求に関わるWebページへの誘導を導入

 

段階的な検証を通じて、エンドユーザーの心理的なハードルを下げる効果が確認されており、デジタルマーケティングの新たなチャネルとしての有効性が実証されています。

【今後の展望】

2024年のPoBでは、より多くの顧客が「ICHI-to-Chat」を活用できる環境を整備し、保険に関する情報提供の精度向上を目指します。また、今後の本番導入に向けて、データ活用の最適化や法規制との適合性の検証も継続して進めていきます。

当社は、第一生命と協力しながら、対話AIを活用した革新的なマーケティング・コミュニケーションの実現に向けて引き続き取り組んでまいります。

【株式会社Capexについて】

当社は、「AIコミュニケーションを世界中に普及し、人類の機能を拡張する。」ビジョンのもと対話システム・AIを活用し企業のマーケティング・セールスオートメーションの成果最大化を支援しています。

 

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