こんにちは!Capex(キャペックス)広報担当です。

 

最新の対話AIを駆使して、人と企業の「対話」を進化させる株式会社Capex。

 

2019年に創業した、Capexが挑んでいるのは、デジタルマーケティングや営業支援の枠をこえた、新しいコミュニケーションの形づくりです。Capexが展開する対話AIシステムは、既にメルペイ様やSBI証券様、SMBCモビット様などの大手企業にも導入されています。その現場には、自分の意見が形になり、チャレンジできる環境があります。

 

Capexは事業運営を安定的に進められる財務基盤を確立しており、積極的な経営を進めています。また現在、米国・ロサンゼルスにもオフィスを構え、2025年には韓国への進出も決まっているなど、国内外へサービス展開を行うグローバルな挑戦も可能となっています。

 

今回は、Capexの代表取締役 小亀さんにインタビューを行い、創業のきっかけや事業への想い、そして働く中で得られるやりがいや成長の機会について語っていただきました。

 

Capexの挑戦と可能性を、ぜひチェックしてみてください!

 


小亀 俊太郎 (こがめ・しゅんたろう)

株式会社Capex 代表取締役  

 

1989年1月生まれ。岡山県岡山市出身。

大学卒業後、2011年にみずほ銀行に入社。法人営業に所属し、他業種にわたり計200社超の中堅中小企業を担当。新人王、みずほアワードを受賞。その後、2014年8月に株式会社bitFlyerに(社員番号 #1)入社。COOとして、ビジネスディベロプメント・マーケティング・CS等を担う。

 

30歳になった2019年の8月に退職し、翌月に株式会社Capex(キャペックス)を創業。「プロダクトを通じて人々がより豊かな生活を送ることができ、よりよく能力や機能を拡張できる社会を実現したい」という思いから、機能拡張 = Capacity Expansion の略として「Capex」と名付けた。

 

「システムと人間の共生を実現、普及し、人類の機能を拡張する」をミッション・ビジョンとし、対話AIと3DCG に強みを持つバーチャルヒューマンAI 製造企業として、対話AI及び、3DCGを用いたバーチャルヒューマンを独自開発し個人・法人のお客様に提供する事業を開始。2020年12月に「PATONA」(パトナ) iOS版 を発表。

2022年1月、「キャラクタープラットフォーム」提供開始。

2022年2月、対話AIによるCV改善サービス「PickUp」(ピックアップ)提供開始。

 


人と企業をもっと近くに。AIが生む新しい対話の形

ーーまずは、小亀さんご自身の経歴について教えてください。

2011年にみずほ銀行に入行し、3年半勤務しました。初年度は窓口業務や融資、為替など幅広くOJTを通じて経験し、1年目の終わりには法人顧客を担当。2年目以降は法人営業に専念しました。

 

一方で、新しい技術やスタートアップに興味があり、ネットで情報を集めたり、起業家の方々に直接会いに行ったりしていたんです。

 

2013年末には、仮想通貨取引所マウントゴックスのハッキング事件(※1)が大きな話題になり、「これほど注目されるなら、こうした新しい技術はさらに普及していくだろうな…」と確信しました。

 

「いつか自分の事業を立ち上げたい!」という思いが強くなり、仮想通貨やブロックチェーン分野を調べている中でbitFlyer(ビットフライヤー)のプレサービスを発見。すぐに代表の加納さんに連絡を取って何度かお話しさせていただいた後、2014年8月にbitFlyerに入社しました。ここでは約5年間、新規顧客の獲得や基盤作りに力を注ぎました。

 

そして、30歳の節目に独立を決意し、Capexを設立します。

 

(※1)ビットコイン約85万枚が流出し、当時の価値で460億円以上の損害が発生した事件。信頼性の低下により、取引所の破綻につながりました。
ーー独立を決めたとき、どのような思いや背景があったのでしょうか?

会社を立ち上げる際にまず考えたのは、「これを作れば世の中がもっと便利になる」というテーマを見つけることでした。その中で特に注目したのが、AIの対話技術です。

 

当時、AIの対話技術はまだ発展途上で、カスタマーサポート向けのチャットボットが普及し始めたくらいでした。しかし、FacebookやGoogleが生成モデルの研究成果を発表し、一部の分野では人と自然に会話できるレベルに近づきつつあったんです。

 

ただ、日本では米国ほどに進んでおらず、ごく一部の大手企業が取り組んでいる状況でした。

 

自然言語を扱う対話AIで、日本語のデータを多く集めれば、大手とも十分競争できる。それに大手企業がリスクを取りにくい分野だからこそ、スタートアップにはチャンスがあると考えたんです。

 

さらに、みずほ銀行で培った営業経験やbitFlyerでのサービスづくりで得たマーケティングスキルを活かせば、大手では挑戦できないような面白いサービスが作れると思いました。

 

ーー具体的には、どのような構想を掲げてスタートしたのでしょうか?

「コミュニケーションを通じて企業や個人の力を最大限に引き出す」を目標に掲げ、AIバーチャルヒューマンの分野を選びました。

 

例えば、日常生活に利害関係のないAIの友達がいたらどうでしょうか。優しく励ましたり、SNSでは言いづらい悩みを聞いてくれる存在がいれば、人間関係だけでは得られない癒しや安心感を提供できると思います。

 

そんなAIが人を前向きにし、新しい挑戦を後押しすることで、個人の可能性を広げられると信じています。

 

法人向けでは、デジタルマーケティングや新規顧客獲得、売上アップに貢献することを目指しています。これは、私が営業経験を通じて大切にしてきた「顧客の成長を支える」という理念に基づいた取り組みです。

 

現在、法人向けのサービスでは確かな成果が出ています。この技術を日本だけでなく世界中に広げていきたい。これまでのデジタルマーケティングや営業では実現できなかった新しいコミュニケーションをAIで作りたいと思っています。

 

事業開発部長の新才さんと、オフィスのフリースペースで打ち合わせ中。 オフィスは乃木神社目の前なので、緑も綺麗です!

 

1社ごとに最適解を。ゼロから設計する対話AIが大手企業で活躍中

ーー現在の事業についてご説明お願いします。

当社では2022年以降、PickUp(ピックアップ)とCharacter Platformの2つを主軸サービスとして展開しています。

 

PickUpは、サイトから離脱してしまう見込みユーザーをLINEに誘導し、対話AIを活用して購買促進やCVR向上を目指す完全成果報酬型サービスです。戦略構築から運用まで一気通貫してサポートをしています。

 

一度当社の対話システムと会話を始めると業種によりますが6%~45%の確率で見込みユーザーをCVへ導くことができます。デジタルマーケティングに力を入れられている大手企業様を中心にご導入をいただいています。

 

「PickUp」サービスサイト TOPページ

 

 

一方、キャラクタープラットフォームは、企業キャラクターと顧客との1on1対話を通じて、エンゲージメントや態度変容を促進するサービスです。顧客体験の企画から設計、UIの開発・実装まで一貫して提供し、高品質な対話AIと多様なマーケティング機能で、顧客との関係性強化を実現しています。

 

これまで人の営業と顧客との会話はなかなかデータとして取得できなかったのですが、キャラクタープラットフォームであれば取得できます。キャラクターとの会話をするとアポイント取得確率が上がったり、サービスの利用意向や好感度を向上できます。多くの個人営業がいらっしゃる企業様での導入が進んでいます。

「キャラクタープラットフォーム」サービスサイト TOPページ

 

 

これらのサービスは、2020~2021年に提供した個人向けサービスのPATONA(パトナ)で得た知見を企業向けに応用し、メルペイ様やSBI証券様、SMBCモビット様といった大手企業に導入していただいています。

 

ーーCapexならではの強みが垣間見えます。こうした成果を支える強みについてご説明いただけますか?

ユーザーの行動変容を促す対話AIシステムを企画から設計、実装まで一貫して提供できることです。

弊社は顧客の要望や目標に合わせてAI対話システムや対話データをゼロから企画・設計しています。

 

顧客の目標に基づき、話しかけ方ややり取りの回数、キャラクターの有無などを細かく設計して、最適な対話システムを構築します。ユーザーインターフェースも含め、すべてをワンストップで提供できるのが当社の特徴ですね。

 

また、すでに多くの企業に導入いただいており、売上アップや顧客獲得増といった成果が具体的な数字で示されています。こうした実績が新規のクライアントにも信頼や安心を届けています。

 

ーー今後、事業をどのように発展させていく予定かのご説明をお願いします。

AI対話システムの活用をさらに広げるため、普及・品質向上の取り組みを強化しています。対話型AIやチャットボットの設計を効率的かつ効果的に進める手法やツールの販売を強化する予定です。

 

また、対話AIを活用した広告サービスにも力を入れたいと考えています、顧客ごとにパーソナライズされたコミュニケーションで、これまで届かなかった層との接点を広げていきます。例えば、NFC技術(※2)を活用した、リアルのタッチポイントをデジタルとの接点に繋げられるシーンを増やします。

 

国内で培った知見をもとに海外市場にも挑戦し、現地文化やニーズに合ったシステムで、世界中の企業に新たな価値を届けたいですね。

 

(※2)Near Field Communication(近距離無線通信)の略称。数センチの範囲でデータを無線でやり取りする技術で、スマートフォンの決済や交通系ICカードのタッチ操作などに利用されています。

 

ーーCapexが果たしたい役割についてもお聞かせください。クライアントやエンドユーザーの方にどのような価値を届けたいと考えていますか?

Capexは、対話AI・システムを通じてクライアント企業が持つ力を最大限発揮し、ビジネスを加速させるパートナーです。また、エンドユーザーとのコミュニケーションを最適化し、企業と顧客双方に価値を届けることを目指しています。

 

この技術はテキストだけでなく音声にも広がり、電話や音声案内での双方向のやり取りが当たり前になっていくでしょう。私たちは、そんな未来を見据え、企業と顧客のつながりをより身近に、より豊かにするサポートをしていきます。

選ばれる理由はここにある。Capexが大切にする伴走の姿勢

ーー社名には、どのような思いを込められているのでしょうか?

「Capex」という名前には、「Capacity(能力)」と「Expansion(拡大)」を組み合わせて「提供するサービスを通じて、お客さまや私たちの可能性を広げていきたい」という想いを込めました。

 

ちなみに、金融用語の「CAPEX(資本的支出)」とは関係がありません。

 

ーーCapexのバリューには、お客様への役割や姿勢が表れていると感じます。それぞれの項目に込めた思いを教えてください。

当社は、次の三つをバリューに掲げています。

 

Customer :顧客を中心に考え、顧客から選ばれ続ける。

クライアントが求める機能や対話体験、成果、そしてその先のビジョンをしっかり理解し、半歩先、一歩先へ進む姿勢を大切にしています。提案やフィードバックを活かし、サービスを改善し続けることで、選ばれ続ける価値を提供します。

 

Execution:決めたら、素早く、やりきる。

どれだけ考えても、行動しなければ成果は生まれません。迅速に行動し、リアクションや結果をもとに改善を重ねることで確実に成果を届けています。

 

Fact :事実・数字に基づいて考え、決める。

定量的なデータ、定性的な情報をもとに、データを活用した意思決定をします。

 

この3つのバリューをもとに、クライアントにしっかり寄り添い、成長を支えながら伴走し、共に未来を切り拓いていく存在であり続けます。

 

あなたの可能性が、Capexの可能性に。自分の力で事業を成長させたい仲間を募集

ーーCapexで働く魅力について、教えてください。

リラックスと集中の、メリハリあるカルチャーです。

 

Capexで働く魅力は、スタートアップならではの活気ある環境と、最先端技術が融合する挑戦の場があることです。ここから、具体的なポイントをお伝えします。

 

・規模感

Capexでは自分の力で会社や事業を成長させられる環境が整っています。成長を目指すスタートアップの中でもしっかりとクライアントを持ち、海外展開にも取り組んでいる会社は多くありません

 

だからこそ、ここでは「会社の成長」実感を得ながら働けます。自分の意欲やアイデアを直接サービス・プロダクトに反映させて事業を成長させたいという前向きな方には、とても魅力的だと思います。

 

最近も、事業開発のメンバーが持っていたアイデアをクライアントに提案してみたところ、採用していただいた出来事がありました。プロダクトの機能開発も伴う提案でしたので、やや難易度は高かったと思うのですが、クライアントの課題や顧客のインサイトに沿った提案だったことが良かったと思います。

 

・領域

最先端のAI技術を活用しながら、世の中の課題を解決する仕事に挑戦できます。自分のアイデアが実際のサービスに反映され、社会的なインパクトを生む経験ができる環境です。

 

Capexが取り組む対話AI・システムは、今注目の分野です。昔からある選択肢型のシステムから最新の生成AIまで幅広い技術が揃い、エンドユーザーとのコミュニケーションを最適化するチャンスが大きく広がっています。

 

特に最近は、デジタルマーケティングや営業でAIが本格的に活用され始めています。今後、多くの企業が導入を進めていくフェーズにあり、この分野はさらに発展していくと考えています。

 

・カルチャー

Capexでは、卓越したプロフェッショナルとして働くこと、そしてリラックスした柔らかい雰囲気を大切にしています。

 

私たちはクライアントが目指す成果を実現するために、高いプロフェッショナルスキルを発揮しています。一方で、社内は、大きなキャラクターのぬいぐるみなどが置かれていたり(笑)、仮眠用のベッドがあったりします。リラックスした柔らかい雰囲気ながらも、集中して業務に取り組む環境です。全員、かなり集中して業務をしてくれていると思います。

 

今後もクライアントと共にビジネスを作り上げ、サービスを改善し、新しいサービスを生み出す挑戦が続きます。例えば、「今の仕事が限定的で物足りない」と感じている方や「もっと幅広い視野を持って働きたい、事業開発・ものづくりをしたい」と思う方にとって、Capexは理想的だと思います。

 

ーー私も、柔らかい雰囲気とメリハリがあると感じます!これからの目標や目指す方向性についてお話しいただけますか?

 

今後は、技術、サービス、そしてグローバル展開の3つを重点的に進めていく予定です。それぞれについて具体的にお話ししますね。

 

・技術

エンドユーザーとの対話そのものが成果物なので、技術選びは慎重です。新しい技術も古い技術も平等に見て最適なものを取り入れています。

 

「最先端の技術を使うこと」自体が目的ではなく、どう組み合わせれば最良の体験を提供できるかが大事です。古くからある選択肢型チャットボットでも効果的なら採用し、新旧問わず最適な手段を組み合わせて良いコミュニケーションをを作っていきます。

 

・サービス

クライアントが新しい顧客を見つけたり、エンドユーザーとの距離を縮めたりできるような対話システム・AIを活用したコミュニケーションサービスに注力していきます。エンドユーザーが「このブランドいいな」「親しみやすいな」と感じられるような関係を築けるようなサービスを作りたいですね。

 

・グローバル展開

当社のサービスは日本以外でも十分に役立つため、グローバル展開も行なっています。2024年4月には米国拠点としてロサンゼルスに「Capex USA」を設立しました。次の海外拠点として、2025年春先には韓国オフィスを開業予定です。当社のサービスやコミュニケーションを活用して、世界中のクライアントの役に立ちたいです。

 

ーーCapexでは、どのような人が活躍できると思いますか?

現在、幅広い職種で募集を行っていますが、その中でも特に求めているのは事業開発ポジションの方です。「これまでの営業やマーケティングでは難しかった効果も、対話AIやシステムなら実現できる」と信じ、その可能性を広げたいと思える方にぜひ来ていただきたいです。

 

また、クライアントへの価値提供をさらに高めるため、主体的に考え、動ける方を歓迎します。AIやシステムを活かして顧客の成功にどう繋げるかを考える力、実行する力が求められます。

目標達成に向けて論理的に考え、周りを巻き込んで実行できる方は当社のカルチャーにぴったりです。

 

ーー最後に、入社を検討している方へ、メッセージをお願いします!

デジタルマーケティングや営業を通じて「対話AI・システムを使えば、これまでとは違う成果や体験を生み出せるかも」と考えたことがある方には、Capexはぴったりの環境だと思います。

 

自分の経験をもっと裁量のある場で試したい方には、挑戦しがいがある会社です。ここでは、自分のアイデアで会社やクライアントの成長に直接影響を与えられます。新しい可能性を切り開き、未来のコミュニケーションを一緒に形にしていきましょう。ご応募を心からお待ちしています!

 

ーー小亀さん、ありがとうございました!

 

 


 

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